上一日市村(読み)かみひといちむら

日本歴史地名大系 「上一日市村」の解説

上一日市村
かみひといちむら

[現在地名]塩沢町上一日市

宮野下みやのした村の東。南はせき村、東は魚野うおの川対岸の姥島うばしま新田、北は下一日市村。集落は三国街道沿いにある。南西に元和九年(一六二三)の開発と伝える(南魚沼郡誌)枝村小苅こかりがある。「上田士籍」(米沢市立図書館蔵)には「一ツ石ノ商人」村山右近なる人物がみえる。宮野下へ至る道沿いの字江上えがみ斉木玄蕃屋敷さいきげんばやしきと称される水田があり、隣接する地字毘沙門びしやもんには正徳五年(一七一五)銘で「斉木久左衛門」と刻された石塔がある。この斉木氏は「上田士籍」にみえる斉木安芸とかかわる一族であろう。正保国絵図に村名がみえ、高二六〇石余。天和三年郷帳では高二三六石二斗余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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