上台所(読み)カミダイドコロ

デジタル大辞泉 「上台所」の意味・読み・例文・類語

かみ‐だいどころ【上台所】

貴人武士豪商などの家で、家族客用食事を作る台所
「御―の御次に居て、見えわたりたる諸道具を取りさばきの奉公なり」〈浮・一代女・四〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「上台所」の意味・読み・例文・類語

かみ‐だいどころ【上台所】

〘名〙 貴族武家、また豪商などの大家で、主人の家族や客人食物を料理する台所。また、そこで家族が食事などもした。⇔下台所(しもだいどころ)
吾妻鏡‐建久五年(1194)正月七日「先於上台所饌」

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