上妙典村(読み)かみみようでんむら

日本歴史地名大系 「上妙典村」の解説

上妙典村
かみみようでんむら

[現在地名]市川市妙典一―三丁目・上妙典・大和田おおわだ四―五丁目

下妙典村の北に位置し、集落は佐倉道に沿って下妙典村の集落に続き街村を形成する。古くは下妙典村と一村で妙典村と称し、分村後も郷村帳類では妙典村一村として高付される場合もあった。江戸時代には幕府領で推移した(旧高旧領取調帳など)。塩浜付の村方で近世初頭から製塩を行っていた。明和四年(一七六七)の村鑑書上写控帳(岩田家文書)によると高一〇四石余、反別は田方九町八反余・畑方四町二反余、ほかに葭野二反余(取永六二文余)・高九石余(悪地下々畑四町七反余・取永一貫五〇四文)があった。家数八八(百姓六五・借地水呑二三)・人数三九〇、馬二。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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