上峰(読み)かみみね

改訂新版 世界大百科事典 「上峰」の意味・わかりやすい解説

上峰[町] (かみみね)

佐賀県東部,三養基(みやき)郡の町。人口9224(2010)。北部は脊振山地に連なる山麓から洪積台地が南にのび,中部以南は筑紫平野の一部を占める沖積低地で,南北に細長い町域をもつ。低地では米作を主体とし,台地ではミカン,野菜が栽培され,全町で酪農が盛んである。南部のクリーク地帯は1971年以降の圃場整備により,装いを一変した。JR長崎本線,国道34号線が中央を横断し,近年は佐賀東部中核工業団地の完成により企業進出が盛んである。一帯にはハゼノキが多く,その実から木蠟が生産され,製品の一部は輸出される。弥生時代の二塚山遺跡,目達原古墳群などがあり,古代の条里制遺構もみられる。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

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