上文(読み)ウワブミ

デジタル大辞泉 「上文」の意味・読み・例文・類語

うわ‐ぶみ〔うは‐〕【上文】

手紙上書き
「―に、西山よりと書いたるを」〈かげろふ・中〉

じょう‐ぶん〔ジヤウ‐〕【上文】

前に記した文言前文

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「上文」の意味・読み・例文・類語

うわ‐ぶみうは‥【上文】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 書状の上書き。
    1. [初出の実例]「題(ウハフミ)すると不(せざ)るとを言はず、朕が廃(すた)れ忘るることを諫めよ」(出典日本書紀(720)大化二年二月(北野本訓))
  3. 書物表題外題(げだい)
    1. [初出の実例]「歌系図と外題(ウハブミ)して」(出典:歌系図(1782)跋)

じょう‐ぶんジャウ‥【上文】

  1. 〘 名詞 〙 前にしるした文章前述の文言。前文。
    1. [初出の実例]「上文に詳言せる若干の河道により」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉三)
    2. [その他の文献]〔詩経疏‐大序〕

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