上杉重房像(読み)うえすぎしげふさぞう

山川 日本史小辞典 改訂新版 「上杉重房像」の解説

上杉重房像
うえすぎしげふさぞう

上杉氏の祖上杉重房の肖像彫刻烏帽子(えぼし)をかぶり,狩衣(かりぎぬ)と指貫(さしぬき)をつけ,右手に笏(しゃく)をとって安座する姿は,鎌倉時代に流行した武人俗体像の典型的な様式。顔の写実表現が巧みで,肖像彫刻として優れた作域を示し,制作時期も13世紀にさかのぼる。高さ68.2cm。神奈川県明月院蔵。重文

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旺文社日本史事典 三訂版 「上杉重房像」の解説

上杉重房像
うえすぎしげふさぞう

鎌倉明月院所蔵の鎌倉時代の肖像彫刻
木像。奈良京都仏師に属さない作家作品仏像名僧に限られていた肖像彫刻が俗人に及んだ例としても重要。

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