上条南割村(読み)かみじようみなみのわりむら

日本歴史地名大系 「上条南割村」の解説

上条南割村
かみじようみなみのわりむら

[現在地名]韮崎市旭町上条南割あさひまちかみじようみなみわり

大門だいもん沢を挟んで上条中割村の南、釜無川の右岸段丘上にあり、南を同川の支流御勅使みだい川が流れる。中世には甘利あまり庄のうち。天正一七年(一五八九)一一月二三日の伊奈忠次寺領証文写(寺記)に地内大幸だいこう(大公寺)領として「弐拾壱表八升弐勺三才 甘利上条南割ニ而」がみえる。なお同一一年四月二〇日の同寺宛徳川家康印判状写(寺記)で「甘利上条之内五貫三百五拾文」が同寺領として安堵されており、この甘利上条は当地をさすものと考えられる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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