上浦(愛媛県)(読み)かみうら

日本大百科全書(ニッポニカ) 「上浦(愛媛県)」の意味・わかりやすい解説

上浦(愛媛県)
かみうら

愛媛県北部、越智郡(おちぐん)にあった旧町名(上浦町(ちょう))。現在は今治市(いまばりし)に属し、芸予諸島大三島(おおみしま)の東側を占める地域。旧上浦町は、1964年(昭和39)町制施行。2005年(平成17)大三島町など8町2村とともに今治市に合併。伝説では今治市大三島町宮浦に鎮座する大山祇(おおやまづみ)神社は、以前は上浦町瀬戸にあったといわれ、上浦の名は宮浦に対する上倉から転じたという。花崗(かこう)岩の風化土でのミカン栽培が主である。1999年5月、本州四国連絡橋尾道(おのみち)―今治ルート(西瀬戸自動車道=瀬戸内しまなみ海道)が全線開通したことにより、土地利用も大きく変わってきた。

[横山昭市]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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