上深荻村(読み)かみふかおぎむら

日本歴史地名大系 「上深荻村」の解説

上深荻村
かみふかおぎむら

[現在地名]里美村上深荻

里川の中流に位置し、北は小菅こすげ大菅おおすげ両村。棚倉たなぐら街道は細田ほそだ東染ひがしぞめ(現水府村)に通ずる山道を分岐する。

古くは中深荻・下深荻(現日立市)の地を合せ深荻と称し久慈郡に属した。「新編常陸国誌」佐竹氏の項に、白河文書に拠って文明三年(一四七一)「東河内、西河内、深荻三所ヲ与フルコトヲ約シ(下略)」とみえ、佐竹知行目録(彰考館蔵)の天文一八年(一五四九)五月二四日の項に「深荻坂の上ノ内三貫文 矢野修理亮」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android