上町屋村(読み)かみまちやむら

日本歴史地名大系 「上町屋村」の解説

上町屋村
かみまちやむら

[現在地名]安佐北区可部かべ町上町屋

南原なばら村の東に位置し、村域南部の西境を南原川が流れる。村のほとんどは北東方の高宮たかみや郡と山県郡の境にそびえる備前坊びぜんぼう(七八九・四メートル)に続く山地で、集落の大部分は東南の村境を流れる根谷ねのたに川とその支流にわずかに開けた平地に集まる。根谷川沿いには雲石路が通る。

往古は南の下町屋村可部町一村と伝え(郡中国郡志)中世三入みいり庄に含まれていた。

上町屋村
かみまちやむら

[現在地名]鎌倉市上町屋

葛原くずはら岡から西方に連なる丘陵の尽きようとする北西斜面と柏尾かしお川との間の地域で、北・東は山崎やまざき村、南は寺分てらぶん村、西は宮前みやのまえ(現藤沢市)に接する。もとは洲崎すさきに含まれていたかと推定される。

正保国絵図には「町屋」、元禄国絵図には「上町谷」とある。鎌倉道が村内を通過しており、そのために商工業が栄えて町屋ができていたのかもしれない。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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