上肢用CPM装置(読み)じょうしようしーぴーえむそうち

事典 日本の大学ブランド商品 「上肢用CPM装置」の解説

上肢用CPM装置

機械
熊本大学(熊本県熊本市)の大学ブランド。
整形外科における治療・リハビリ機器。大学で研究・実用化に成功した「フレキシブルな力制御」技術をもとに、大学院自然科学研究科の川路茂保教授・松永信智准教授と櫻井精技株式会社(八代市)らが共同で技術開発をおこなった。その後ベンチャー企業を設立して技術を移転し、7年間に及ぶフィールド試験を経て商品化に成功。経済産業省と厚生労働省との共管での認定第1号を受けた。肩関節全般の術後・肩関節拘縮、五十肩・肘関節の術後・肘関節拘縮などに適用できるため、整形外科だけでなく一般家庭への展開も可能にした。コストも低く抑えられ、人に優しい形状で操作方法も工夫されている。患者自身がリモコンで容易に操作できるため、積極的なリハビリ活動が続けられ治療効果が大きくなる。
(注)記載内容は事典編集当時(2010年2月)のものです。内容・価格等はその後に変更になった場合もあります。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の大学ブランド商品」事典 日本の大学ブランド商品について 情報

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