上荷(読み)ウワニ

デジタル大辞泉 「上荷」の意味・読み・例文・類語

うわ‐に〔うは‐〕【上荷】

他の積み荷の上にさらに重ねて積んだ荷物。上積みの荷物。
車馬または船などの積み荷。
上荷船」の略。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「上荷」の意味・読み・例文・類語

うわ‐にうは‥【上荷】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 馬などの積み荷のうち、上に積み重ねたもの。
    1. [初出の実例]「ますますも 重き馬荷に 表荷(うはに)打つと 云ふ事の如(ごと)」(出典:万葉集(8C後)五・八九七)
  3. 車馬または船などの積み荷。上荷物。
    1. [初出の実例]「秋の海浅瀬は西に有と申 上荷とるらし彼岸の舟〈素玄〉」(出典:俳諧・大坂独吟集(1675)上)
  4. うわにぶね(上荷船)」の略。
    1. [初出の実例]「上荷(ウハニ)茶船かぎりもなく川浪に浮ひしは」(出典:浮世草子日本永代蔵(1688)一)

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