上辰巳村(読み)かみたつみむら

日本歴史地名大系 「上辰巳村」の解説

上辰巳村
かみたつみむら

[現在地名]金沢市上辰巳町

下辰巳村の南東、犀川東岸に位置し、北部山際を寺津てらづ用水が流れる。北方には下辰巳・すえ河北かほく三村に囲まれる飛地があり、また南部の東岩には辰巳用水取水口がある(皇国地誌)正保郷帳では下辰巳村と併記され、二村合せて高三五四石余。寛文一〇年(一六七〇)の村御印では高一六七石・新田高六六石、免五ツ五歩で、ほかに山役一八一匁・蝋役一匁・漆役一匁の小物成があった(三箇国高物成帳)。寛文年間の家高数一二・百姓数二一(高免付給人帳)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

ワーキングホリデー

協定締結国の国民に対し,休暇の機会と,その間の滞在費用を補う程度の就労を認める査証(ビザ)を発給する制度。二国間の協定に基づき,国際的視野をもった青少年を育成し,両国間の相互理解と友好関係を促進するこ...

ワーキングホリデーの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android