上進(読み)ジョウシン

デジタル大辞泉 「上進」の意味・読み・例文・類語

じょう‐しん〔ジヤウ‐〕【上進】

[名](スル)地位程度が上がること。向上
次第次第に―して」〈福沢福翁自伝

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「上進」の意味・読み・例文・類語

じょう‐しんジャウ‥【上進】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 目上の人に、差し上げること。〔塵芥(1510‐50頃)〕
  3. 上へすすむこと。都へのぼること。
    1. [初出の実例]「ハヤウチ ヲ タテ、コト ノ シサイ ヲ ソウシタリケレバ、イソギ jǒxin(ジャウシン) セシメヨ トノ コト」(出典:サントスの御作業の内抜書(1591)二)
  4. 地位や程度があがること。向上すること。進歩すること。
    1. [初出の実例]「争て自ら濯磨し、行を積み学を勤て、以て上進を図かれ」(出典:江戸繁昌記(1832‐36)四)
    2. 「下位より上進して政権を執りしもの多くは」(出典:日本開化小史(1877‐82)〈田口卯吉〉五)

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