上除村(読み)かみのぞきむら

日本歴史地名大系 「上除村」の解説

上除村
かみのぞきむら

[現在地名]長岡市上除町・上除町西かみのぞきまちにし一―二丁目・関原せきはら町一丁目・日越ひごし

西山丘陵の一支脈関原丘陵が北上して川西平野に流れ込む台地上にある。高田たかだ往来が東西に走り、東は宝地ほうじ村、西は関原新田。丘陵の東裾をめぐる道を南に行けば福田ふくだ村を経由して刈羽郡小国おぐに(現小国町)方面あるいは魚沼郡小千谷おぢや方面に至る。応永三一年(一四二四)一〇月二六日の太田刑部少重請文(随心院文書)に、京都随心院門跡領「越後国山東郡白鳥庄内於木方持分」として「除・稲川・吉水・釜屋」とある「除」が当村であろう。ほかは現三島さんとう出雲崎いずもざき町に同名の地名が残る。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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