上鷺谷村(読み)かみさぎのやむら

日本歴史地名大系 「上鷺谷村」の解説

上鷺谷村
かみさぎのやむら

[現在地名]真岡市上鷺谷

井頭いがしら台地西部、大野おおの原に連なる南北に長い小丘陵の中央部を占め、下籠谷しもこもりや村の東で、南は下鷺谷村へ続く。井頭湧水を日用水に利用してきた。初め宇都宮藩領、のち幕府領を経て、享保一八年(一七三三)旗本橋本知行、文政四年(一八二一)以降再び幕府領。承応三年(一六五四)の絵図裏書(天川武夫文書)には、籠谷村から「鷺谷新田巳年出来仕候付」とあり、同二年に籠谷村から分村したことが確認でき、それがさらに上下に分村したと思われる。文政二年新田の呼称を廃したという(大内村誌)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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