下ノ西遺跡(読み)しものにしいせき

日本歴史地名大系 「下ノ西遺跡」の解説

下ノ西遺跡
しものにしいせき

[現在地名]長岡市小島谷 下ノ西

島崎しまざき川の支流である小島おじま川の扇状地にあって、標高は一五−一六メートル。飛鳥時代から平安時代までの古志こし郡衙などを主とした官衙複合遺跡。島崎川を挟んで北西八〇〇メートルには八幡林はちまんばやし遺跡がある。遺跡は広さ約七万平方メートルを超え、平成八年(一九九六)から同一二年に村道建設および圃場整備事業で和島村教育委員会(当時)が発掘調査。平面積が二五〇平方メートルを超える巨大な四面庇付建物を最大とする七〇棟以上の掘立柱建物、一千個体近い土師器の椀を廃棄した土坑、南北方向に伸びる道路、馬の洗い場状土坑をともなう建物群などがある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

再生可能エネルギー

自然の活動によってエネルギー源が絶えず再生され、半永久的に供給され、継続して利用できるエネルギー。有限の資源である化石燃料などに代わる、新エネルギー(中小規模水力・地熱・太陽光・太陽熱・風力・雪氷熱・...

再生可能エネルギーの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android