下之本村(読み)しものもとむら

日本歴史地名大系 「下之本村」の解説

下之本村
しものもとむら

[現在地名]神岡町下之本

南の岩井谷いわいだに村から岩井谷峠越に入る。東は瀬戸せと村、北は佐古さこ村。山之村七ヵ村では最も北に位置するが、標高は低く古くから開発された。元禄飛騨国検地反歩帳では高原たかはら郷に属し、高一一石余、田八反余・畑一町九反余。「飛騨国中案内」では免三割二分九厘余、家数一四はみな百姓、家作は榑葺・萱葺。佐古村へ行く青木あおきひら(青木峠)への道筋下山しもやま村があったが、当時は萱野となっていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android