下原古墳（読み）しもばるこふん

日本歴史地名大系 「下原古墳」の解説

下原古墳
しもばるこふん

[現在地名]安岐町下原

大分空港の南西約二キロの安岐川河口右岸に標高一三―一六メートルの下原台地が展開する。古墳は海に面した台地東端部に築かれていた。古くからこの地は安岐城跡として知られた。昭和五八年（一九八三）から同六一年の発掘調査で、本丸跡の北東部に築かれた隅櫓跡を中心とする整地層下において古墳の周溝が検出され、前方後円墳であることが明らかとなった。ほかに古墳の西側くびれ部の周溝に接して方形周溝墓一基が発見された。

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出典　平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について　情報

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