下古語父村(読み)しもここぶむら

日本歴史地名大系 「下古語父村」の解説

下古語父村
しもここぶむら

[現在地名]白沢村下古語父

上古語父村の北に位置し、集落東北方に雨乞あまごい(一〇六七・八メートル)がある。天正八年(一五八〇)北条氏邦と真田昌幸が戦うが、「加沢記」に「昌幸公雨乞山に打登、先手を以散々に討崩しければ」、北条方の白井長尾勢は沼田に退いたとある。同書によるとこの前後雨乞山には要害が構えられており、たびたび戦闘があった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android