下向町(読み)しもむかいまち

日本歴史地名大系 「下向町」の解説

下向町
しもむかいまち

[現在地名]高山市本町ほんまち

みや川左岸の鍛冶かじ橋から北の弥生やよい橋までに位置する。三之町さんのまち村に含まれ、南は中向町、東は宮川を挟んで三之町、北は七日町なぬかまち村。元禄七年(一六九四)検地によれば屋敷七反余・分米六石余、屋敷持五二・家数五四(同八年「三之町村屋舗検地帳」高山市立郷土館蔵)。金森氏時代には侍屋敷が多かったが、幕府領になって以後商人・職人・日雇稼の者が住んだ(飛騨国中案内)。元禄一一年町内のろくという女が放火の罪で火刑に処せられた(紙魚のやどり)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android