デジタル大辞泉
「下品」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
げ‐ひん【下品】
〘名〙
※日本読本(1887)〈新保磐次〉二「朝早くつみたる葉にて上茶を製す。おそくつみたる葉にて出来たるは下ひんなり」 〔
蘇軾‐上神宗皇帝書〕
げ‐ぼん【下品】
① 仏語。極楽
浄土について、その浄土に往生するものの資質を上、中、下に分けたときの
下位のもののこと。また、上、中、下の三つに分けたその下位の浄土。
※観智院本三宝絵(984)下「下品に持
(たもつ)は戒をあやまちてたとへ
悪道におつれども」
② 能力、
性質など、さまざまなことについて、等差を上、中、下の三つに分けた、その最下位のこと。下等。下等の
階級。
※
今昔(1120頃か)三「下品の人には不娶じ、上品の人に娶がむ」
か‐ひん【下品】
〘名〙
① 品質のよくない品物。
②
身分や家柄の低い者。
下層階級。げぼん。〔改正増補和英語林集成(1886)〕〔晉書‐劉毅伝〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報