下垂体門脈系

栄養・生化学辞典 「下垂体門脈系」の解説

下垂体門脈系

 視床下部から下垂体前葉ホルモンを運ぶ血管系

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の下垂体門脈系の言及

【脳下垂体】より


[漏斗]
 神経下垂体の漏斗では,一次毛細血管網と呼ばれる数多くの洞様毛細血管のループが形成されているが,これらは,隆起部の中に出て数本の静脈となって下降し,前葉に達して再び二次毛細血管網と呼ばれる洞様毛細血管網を形成する。このような構造は下垂体門脈系と呼ばれる。視床下部の諸核の神経細胞でつくられ,神経終末まで下降し一次毛細血管に分泌された前葉ホルモン放出ホルモンreleasing hormone(RH)が,この系を通って前葉に向かい,それぞれの腺細胞を刺激して分泌を支配する。…

※「下垂体門脈系」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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