下大倉村(読み)しもおおくらむら

日本歴史地名大系 「下大倉村」の解説

下大倉村
しもおおくらむら

[現在地名]鯖江市大倉町・吉田よしだ町・田村たむら

小泉こいずみ村の南、平井へい村の西にある。慶長一一年(一六〇六)頃の越前国絵図では丹生北郡中に村名がみえ、高一五一九・四六三石。正保郷帳によれば田方一千四七〇石余・畠方四九石余。元禄郷帳では高六〇四石余と減少。同帳に記される吉田村が二〇五石余、田村が七〇九石余で、石高総計から考えて三村に分村したものと思われる。宝暦九年(一七五九)の諸色明細帳(吉田町区有文書)は「越前国丹生郡下大倉郷高之事」として、高一五一九・四六三石の内訳を下大倉村六〇四・五四六石、田村七〇九・〇八三石、吉田村二〇五・八三四石と記し、「右古来ヨリ同郷之処、猶又大閤様御検地之義右三ケ村御田畑御一統御検地ニ被遊候、則御一紙ニ本村庄屋清兵衛方ニ所持仕候」と述べる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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