下大榑村(読み)しもおおぐれむら

日本歴史地名大系 「下大榑村」の解説

下大榑村
しもおおぐれむら

[現在地名]輪之内町下大榑

大榑川右岸に位置し、北は五反郷ごたごう村・五反郷新田中世には大榑庄の庄域であった。天正一〇年(一五八二)一〇月二一日の織田信孝宛行状(黄薇古簡集)に「下大くれ」とみえ、当地の闕所七三貫余が田中真吉に宛行われている。年未詳六月六日の柴田勝家書状(池田文書)では、成田なりた(現海津郡海津町)の年貢半分を田中真吉方に納めるよう当地とおか(現同郡平田町)の名主百姓中に命じている。慶長郷帳では村高三五三石余、元和二年(一六一六)の村高領知改帳では旗本日根野高継領。正保郷帳では幕府領(幕末まで変化なし)、田高一石余・畑高三〇九石余・無地四三石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android