精選版 日本国語大辞典 「下居・降居」の意味・読み・例文・類語
おり‐・いる ‥ゐる【下居・降居】
〘自ワ上一〙
① 下に降りてすわる。車、馬、舟などから降りてそこにいる。
※平家(13C前)七「しばしおりゐて馬休めん」
※宇津保(970‐999頃)春日詣「かかるほどに年月すぎて、その時のみかどもおりゐ給ふ」
おり‐い ‥ゐ【下居・降居】
〘名〙
① 下に降りていること。車、馬などから降りていること。また、腰を降ろしていること。
② 天皇、斎院などがその地位を譲ること。退位。→おりいの帝(みかど)。〔名語記(1275)〕
③ (宮仕えの女房の)里下がり。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報