下東川津村(読み)しもひがしかわつむら

日本歴史地名大系 「下東川津村」の解説

下東川津村
しもひがしかわつむら

[現在地名]松江市下東川津町

西川津村の北東に位置し、東は上東川津村、北部を朝酌あさくみ川が流れる。郷帳類などには上東川津村と併せて東川津村とみえる。「出雲国風土記」にみえる島根郡家推定地を各地への里程をもとにして地内の通称納佐のさ東側の小正部屋敷こしようべやしきとする説がある。なお小正部屋敷の地名は同書にみえる島根郡大領社部こそべ臣の名残ともいわれる。中世長田東ながたひがし郷に含まれていたとみられる。慶長七年(一六〇二)の東川津村御検地御帳によると高一千六九二石余、田方一二一町二反余・畑方二〇町一反余、屋敷数六〇。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android