下田野村(読み)しもたのむら

日本歴史地名大系 「下田野村」の解説

下田野村
しもたのむら

[現在地名]皆野町下田野

釜伏かまふせ山の南西、荒川の東岸に位置し、南東三沢みさわ村、南西は三沢川を境に皆野村、西は荒川を境に藤谷淵ふじやぶち(現長瀞町)。北東方、釜伏峠の麓に発する田野沢たのさわ川が村内を流れる。田園簿に村名がみえ、高一三六石余・此永三二貫六三七文とあり、幕府領。寛文三年(一六六三)忍藩領となる。「風土記稿」によれば家数八〇、農間稼に男は炭焼・薪採り、女は養蚕・絹織・太絹織を行っていた。

下田野村
しもたのむら

[現在地名]塩原町下田野

高阿津たかあつ村の北、ほうき川左岸に位置し、中央部を南北に塩原街道が抜ける。「那須記」には天正一三年(一五八五)一月一四日、那須資晴勢に放火された塩谷伯耆守領に田野がみえる。字上野原うえのはらに正安年間(一二九九―一三〇二)に関谷太郎兼光が構えたと伝える田野館跡がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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