下稲葉村(読み)しもいなばむら

日本歴史地名大系 「下稲葉村」の解説

下稲葉村
しもいなばむら

[現在地名]壬生町下稲葉

壬生城下の北西おもい(小倉川)左岸に立地し、北に上稲葉村がある。壬生通が通る。文亀三年(一五〇三)一二月二二日の芳賀高勝施行状写(寺社古状)に「犬飼井郡之内下稲葉之郷」とみえ、宇都宮定高じようこう(現宇都宮市成高寺か)に当地などが寄進されている。翌四年三月五日、宇都宮成綱があらためて当郷を寄進している(「沙弥長胤宇都宮成綱寄進状写」同書)

寛永一六年(一六三九)の年貢割付状(高久宗文書)では壬生藩領で、以後幕末まで変わらない。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android