下立売通(読み)しもたちうりどおり

日本歴史地名大系 「下立売通」の解説

下立売通
しもたちうりどおり

勘解由小路かでのこうじ通ともいう。平安京開設当初の勘解由小路かげゆこうじにほぼ該当。「坊目誌」は「東は烏丸に起り、西は御前通西二町に至り、葛野郡朱雀野村に接す。(中略)宝永五年烏丸寺町間皇宮地に入るを以て閉塞す」と記す。

「京雀」は本通の特色を「古しへ太閤秀吉公の御時に、上中下かみなかしもの立売はみな呉服ごふくたなにて、大名小名小袖かたびら此町にして買もとめらる。きぬまき物をたち縫て売けれは立うりといひけると也」としている。

現在は御前おんまえ通より更に西に延び、妙心みようしん(現右京区)の南にて丸太町まるたまち通に合する。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android