下笑まし(読み)シタエマシ

デジタル大辞泉 「下笑まし」の意味・読み・例文・類語

した‐えま・し〔‐ゑまし〕【下笑まし】

[形シク]《「したえむ」の形容詞化》心の中でにこにこするくらいうれしい。
「明石潟潮干の道を明日よりは―・しけむ家近づけば」〈・九四一〉

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精選版 日本国語大辞典 「下笑まし」の意味・読み・例文・類語

した‐えま&GIE599;し‥ゑまし【下笑・下咲】

  1. 〘 形容詞シク活用 〙 ( 動詞「したえむ(下笑)」の形容詞化 ) 心の中に喜びが満ちあふれるさまである。心の中でにこにこするほどうれしい。
    1. [初出の実例]「明石潟潮干の道を明日よりは下咲異(したゑましけ)む家近づけば」(出典万葉集(8C後)六・九四一)

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