下読(読み)したよみ

精選版 日本国語大辞典 「下読」の意味・読み・例文・類語

した‐よみ【下読】

〘名〙
① あらかじめ書物などを読んで調べておくこと。したみ。
※和歌深秘抄(1493)「講師と申候は懐紙短尺よむ人にて候。〈略〉先したよみをよくよく可仕事にて候」
※夢の女(1903)〈永井荷風〉一八「一人静に、読本の下読をして居(ゐる)ばかり」
文学賞などに応募してきた作品を、最終選考に残すものを選ぶために読むこと。また、その役目の人。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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