下開田村(読み)しもかいでむら

日本歴史地名大系 「下開田村」の解説

下開田村
しもかいでむら

[現在地名]マキノ町下開田

上開田村の南東にあり、南は西浜にしはま村、西端を知内ちない川が南流する。もと開田庄のうち。慶長五年(一六〇〇)佐久間安政(元和二年以降信濃飯山藩)領となり、寛永一五年(一六三八)幕府領、慶安四年(一六五一)徳川綱重(寛文元年以降甲斐甲府藩)領となる。宝永二年(一七〇五)以降三河吉田藩領。吉田藩領は高島郡内では当村のみ。寛永石高帳に高三三九石余とあり、慶安高辻帳では田方二五九石余・畑方五四石余・永荒二六石余、ほかに小物成米一斗余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android