下高津村(読み)しもたかつむら

日本歴史地名大系 「下高津村」の解説

下高津村
しもたかつむら

[現在地名]土浦市下高津二丁目

上高津村の東に位置する。元徳二年(一三三〇)一二月二二日の常陸国信太庄京進年貢支配状(東寺百合文書)に「下高井郷 弐貫三百廿四文」とあり、下高井郷は下高津に比定される。江戸初期に土浦藩領となり、寛永一〇年(一六三三)西尾忠照によって検地が実施された(「県方集覧」酒井泉氏蔵)。慶応元年(一八六五)九月作製の三高津村絵図(国立史料館蔵)によれば村は水戸街道沿いにあり、町屋も多くあった。天保一四年(一八四三)六月の触書(「万歳帳」岩瀬主一氏蔵)に「真鍋高津両村之義、御城下町続之義故」とあり、北は桜川を挟んで土浦城下おお町に接している。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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