下鴛ヶ原村(読み)しもおしがはらむら

日本歴史地名大系 「下鴛ヶ原村」の解説

下鴛ヶ原村
しもおしがはらむら

[現在地名]金沢市下鴛原町しもおしはらまち

犀川上流西岸、相合谷あおだに村の南東に位置し、南は鴛ヶ原村。正保郷帳に村名がみえ、鴛ヶ原村と併記される。二村合せて高四五三石余、田方一二町余・畑方一八町一反余。寛文一〇年(一六七〇)の村御印では高二六〇石・免四ツ六歩、定納米のうち七石は翌年三月の米納、八石が同六月の代銀納になっていた。ほかに山役二〇一匁・蝋役二匁・綿役一匁の小物成があった(三箇国高物成帳)。寛文年間の家高数七・百姓数九(高免付給人帳)。なお享和年間(一八〇一―〇四)頃まで「新田」と称されていたことから(皇国地誌)、鴛ヶ原村から分村して成立したと考えられるが、開村事情などについては不詳。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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