不加減(読み)フカゲン

デジタル大辞泉 「不加減」の意味・読み・例文・類語

ふ‐かげん【不加減】

[名・形動ナリ]からだなどの調子がよくないこと。また、そのさま。
「にがい顔して居給へば…是は―にござりますか」〈洒・聖遊廓

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「不加減」の意味・読み・例文・類語

ふ‐かげん【不加減】

〘名〙 (形動)
加減のよくないこと。適度でないこと。また、そのさま。
洒落本・聖遊廓(1757)「老子はにがいかほして居たまへば、李白は気のどくがり『是はふかげんにござりますか』」
身体気分などの具合のよくないこと。また、そのさま。
歌舞伎綴合於伝仮名書高橋お伝)(1879)二幕「お種の君には御不加減と見受けますが」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android