不動の金縛り(読み)フドウノカナシバリ

デジタル大辞泉 「不動の金縛り」の意味・読み・例文・類語

ふどう‐の‐かなしばり【不動の金縛り】

修験者秘法一つで、不動明王の持つ羂索けんさくによって悪魔を縛る術。転じて、人を自由に動けなくする術。
金銭関係で人の自由を束縛すること。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「不動の金縛り」の意味・読み・例文・類語

ふどう【不動】 の 金縛(かなしば)

① 不動明王の持つ羂索によって悪魔を縛って動けなくさせる術。転じて、人を、自由に動けなくする術。修験者の秘法の一つという。不動縛り。
浮世草子・新色五巻書(1698)五「秘法の行力不動(フドウ)のかなしばり」
② 金銭の関係で人の自由を束縛するたとえ。

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