不定の雲(読み)フジョウノクモ

デジタル大辞泉 「不定の雲」の意味・読み・例文・類語

ふじょう‐の‐くも〔フヂヤウ‐〕【不定の雲】

心をくもらせる迷いを、月を覆い隠す雲にたとえていう語。
生死長夜の月の影、―覆へり」〈謡・隅田川

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「不定の雲」の意味・読み・例文・類語

ふじょう【不定】 の 雲(くも)

  1. 心の迷いを、雲が月をおおい隠すことにたとえていう。心の雲。
    1. [初出の実例]「生死長夜の月の影、不定の雲おほへり」(出典:謡曲・隅田川(1432頃))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android