不心中(読み)ブシンジュウ

デジタル大辞泉 「不心中」の意味・読み・例文・類語

ぶ‐しんじゅう〔‐シンヂユウ〕【不心中】

[名・形動]近世語義理を守らないこと。誠実でないこと。また、そのさま。
「その心を無にして七様へ行くとは、さてさて―な」〈伎・壬生大念仏

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「不心中」の意味・読み・例文・類語

ぶ‐しんじゅう‥シンヂュウ【不心中】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 人に対して義理を守らないこと。誠実でないこと。特に男女のあいだで信義愛情を守りとおさないこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「親に不孝なるは大き成不心中也」(出典:浮世草子・男色十寸鏡(1687)上)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android