不戦共同体(読み)ふせんきょうどうたい

世界大百科事典(旧版)内の不戦共同体の言及

【ヨーロッパ連合】より

…その意義は二つに要約することができる。第1はEUが,〈不戦共同体non-war community〉という〈平和の思想〉を構成国どうしの国際関係に植えつけるようになったことである。この〈平和の思想〉は,ヨーロッパ石炭鉄鋼共同体の実現の基礎になったものであるが,普仏戦争(1870-71),第1次・第2次両大戦の敵国となったフランスとドイツの国境にまたがる基幹産業である石炭と鉄鋼について,これを新たに共同体6ヵ国がプールし共同管理することによって,仏独間の戦争事由の一つを恒久的に除去しようとした。…

※「不戦共同体」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

ワーキングホリデー

協定締結国の国民に対し,休暇の機会と,その間の滞在費用を補う程度の就労を認める査証(ビザ)を発給する制度。二国間の協定に基づき,国際的視野をもった青少年を育成し,両国間の相互理解と友好関係を促進するこ...

ワーキングホリデーの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android