不斉収率(読み)ふせいしゅうりつ

世界大百科事典(旧版)内の不斉収率の言及

【不斉合成】より

…天然に存在する有機化合物はほとんどの場合,光学活性体として存在するので,その合成には不斉合成が必要不可欠となる(ラセミ体の光学分割は多くの場合,きわめて困難である)。不斉合成において不斉誘起を起こさせるには,なんらかの不斉源が必要であり,最近ではさまざまな反応において不斉収率(不斉誘起がどの程度起こったかを示す)が80%以上のものが開発されているので,それらを表にまとめた。これらの反応の不斉源としては,たとえば不斉接触還元では,ロジウム触媒として不斉ホスフィン配位子をもつものが使われており,この反応はすでに工業化されている。…

※「不斉収率」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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