不義にして富みかつ貴きは浮雲の如し(読み)ふぎにしてとみかつたっときはふうんのごとし

精選版 日本国語大辞典 の解説

ふぎ【不義】 に して富(と)みかつ貴(たっと)きは浮雲(ふうん)の如(ごと)

(「論語‐述而」の「不義而富且貴、於我如浮雲」から) 人道にそむいて得た富貴は、浮雲のようにはかないものである。不義の富貴は浮かべる雲。
太平記(14C後)一「宜哉(むべなるかな)不義而富且貴、於我如浮雲(フキニシテトミカツたっとキハわレニおいテウカヘルくもノごとシと)云へる事」

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