不足勝(読み)たらぬがち

精選版 日本国語大辞典 「不足勝」の意味・読み・例文・類語

たらぬ‐がち【不足勝】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙 ( 「がち」は接尾語 ) 物事のやり方などが不十分である場合の多いさま。たらわぬがち。
    1. [初出の実例]「足らぬ勝の私ですから貴君の御思召に協(かな)はねば致し方御坐いませんが」(出典雪中梅(1886)〈末広鉄腸〉下)

たらず‐がち【不足勝】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙 ( 「がち」は接尾語 ) ふだんの生活で、とかく物が不足になる経済状態であるさま。
    1. [初出の実例]「此暮は諸事の商ひ利がなうてたらすかちなる大つもごかな」(出典:狂歌・続家つと(1729頃))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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