不透明(読み)フトウメイ

デジタル大辞泉 「不透明」の意味・読み・例文・類語

ふ‐とうめい【不透明】

[名・形動]
透明でないこと。また、そのさま。「不透明な(の)ガラス
事の成り行きや実状などが、はっきり示されないこと。また、そのさま。「金の流れが不透明だ」
[派生]ふとうめいさ[名]
[類語]陰る曇る霞む掻き曇るぼやける暈ける掠れるぼんやり朦朧ぼうっとどろん見えにくいほのかかすかほんのりうっすらおぼろげうすうす淡いよう杳杳ようようようとして暗い薄暗いほの暗い小暗い木暗い小暗がり真っ暗暗然冥冥ぼやっと不鮮明もやもやほの見えるしょぼつくしょぼしょぼ茫茫ぼうぼう不可視

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精選版 日本国語大辞典 「不透明」の意味・読み・例文・類語

ふ‐とうめい【不透明】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 )
  2. 透明でないこと。また、光を通さないで、吸収してしまう状態。それを通して向こう側の物を見ることができないさま。〔医語類聚(1872)〕
  3. 秘されていたり複雑であったりして、物事事情状況がわかりにくいこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「都会の不透明性を利用してゐた一切の垂水の行状が明るみに出てしまふ」(出典:弔花(1935)〈豊田三郎〉)

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