不遇(読み)フグウ

デジタル大辞泉 「不遇」の意味・読み・例文・類語

ふ‐ぐう【不遇】

[名・形動]才能を持ちながらもめぐりあわせが悪くて世間に認められないこと。また、そのさま。「不遇をかこつ」「不遇な(の)晩年を送る」
[類語]不運非運悲運衰運不吉アンラッキー

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「不遇」の意味・読み・例文・類語

ふ‐ぐう【不遇】

〘名〙 (形動) 時世にめぐまれないために出世できないこと。運が悪くて、才能・人物にふさわしい地位・境遇を得ていないこと。また、そのさま。
菅家文草(900頃)二・奉和兵部侍郎哭舎弟大夫之作「魂也帰来何処憑、生涯不遇痛無勝」 〔詩経小序‐邶風・柏舟〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「不遇」の読み・字形・画数・意味

【不遇】ふぐう

世に遇わぬ。不運。〔孔子家語、在厄〕夫(そ)れと不とは時なり、賢と不とは才なり。君子學深謀にして、時にはざる多し。

字通「不」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android