与古道町(読み)よこみちちよう

日本歴史地名大系 「与古道町」の解説

与古道町
よこみちちよう

[現在地名]西宮市与古道町など

ひがしの町の東端で北に曲がる山陽道沿いの町で、大坂尼崎から西行した中国街道が、当町で山陽道に合流する。貞享元年(一六八四)の西宮町浜地図(西宮市史)には六湛寺ろくたんじ川に架かる土橋の北に横道、南に「ヨコミチ」の記載がある。山陽道は古くは越水こしみず村から西宮宿中心部である鞍掛くらかけ町・久保くぼの町へと南下していたが、近世に入って大坂の発展に伴い中国街道が盛んに利用されるようになると、それに引寄せられるかたちで東の横道へと移ったといわれ、新街道筋に形成されたのが当町である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android