与戸村(読み)よとむら

日本歴史地名大系 「与戸村」の解説

与戸村
よとむら

[現在地名]市島町与戸

中央を美和みわ川が流れ、南は勅使ちよくし村。「丹波志」は西安にしやすを枝村とする。寛永一一年(一六三四)亀山藩領になり幕末に至る。正保郷帳に村名がみえ田高四二九石余・畠高一一五石余、柴山芝山あり、水損所。「丹波志」によると家数一一三。用水は村内三ヵ所の溜池より得る。天保一一年(一八四〇)旱魃で用水確保のため翌一二年村奥の長尾ながお山裾長尾(現長尾旧池)を築造した(美和村誌)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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