世の固め(読み)ヨノカタメ

デジタル大辞泉 「世の固め」の意味・読み・例文・類語

よ‐の‐かため【世の固め】

世の中をしっかりと治めること。また、その地位・人。
「つひには―となるべき人なれば」〈・若菜上〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「世の固め」の意味・読み・例文・類語

よ【世】 の 固(かた)

  1. 世の中を治め固めること。国家柱石。また、その地位やその人。世の重し
    1. [初出の実例]「おほいまうち君いとよき人なれども才(ざえ)なむなき。才なき人はよのかためとするになん悪しき」(出典:宇津保物語(970‐999頃)国譲下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android