世界定(読み)せかいさだめ

精選版 日本国語大辞典 「世界定」の意味・読み・例文・類語

せかい‐さだめ【世界定】

  1. 〘 名詞 〙 江戸時代歌舞伎顔見世興行に上演する狂言時代題材、すなわち世界を選定するための会合。毎年九月一二日に行なわれ、座員俳優作者などによって、とり決められた。
    1. [初出の実例]「入替り定てより、役者附四方に散じ、世界(セカイ)定め・はなし初、読初稽古・惣ざらへ」(出典:談義本・根無草(1763‐69)後)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android