世界的な海上遭難安全システム(読み)せかいてきなかいじょうそうなんあんぜんシステム(英語表記)Global Maritime Distress and Safety System

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

世界的な海上遭難安全システム
せかいてきなかいじょうそうなんあんぜんシステム
Global Maritime Distress and Safety System

国際海事機関 IMOが推進する,通信衛星を使っての遭難情報伝達体制。略称 GMDSS。世界中どの海域で遭難しても通信衛星を用いて交信できる,沈没時には自動浮揚の発信機により自動的に通報される,テレックス・無線電話主体のためモールス符号などの技術を必要としない,などの特徴をもつ。 1992年2月にこの導入をおもな内容とする条約が発効し,1999年2月1日までに全面移行することになった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android